1: 2017/03/05(日) 19:04:49.47 ID:CAP_USER9
「親愛なる家族へ。どうか私を許してください」──。イラクのモスル東部にある過激派組織「イスラム国(IS)」訓練施設の埃っぽい廊下に捨て去られていた手紙には、そう手書きでしたためられていた。
「悲しまないで。(喪に服すため)黒い服は着ないで。結婚したいと願ったが、かなわなかった。だからきっと神は、天国で私を72人の女性たちと結婚させてくれるだろう」
これは自らイラク兵に対する自爆攻撃を行って昨年死んだ少年、アラー・アブド・アキーディがこの訓練施設を出る前に、家族に宛てて書いた別れの手紙だ。「兵士部、殉教団」のマークがあるISの書式でこの手紙は書かれており、封筒には両親が住むモスル西部の自宅の住所があった。アキーディが同組織の訓練施設に入所したのは15歳か16歳のころだった。ジハード(聖戦)を行うため、過去2年から2年半の間に同施設で訓練を受けた大勢の若い戦闘員のなかの1人である。彼らは、場合によっては自爆攻撃も行う。自爆攻撃は、イラク都市部にある最後の主要とりで奪還を目指す米国支援の軍事活動に対する、ISの最も有効な武器である。
この手紙が家族に届くことはなかった。他の自爆要員が親類に宛てた一握りの書き置きとともに施設に残されていた。イラク軍の進撃により、昨年10月以降モスルの半分以上を失ったISが、この訓練施設を放棄したためだ。ISはまた、徴募した戦闘員約50人の個人情報を含む手書きの登録簿を残していた。そのすべてに生年月日は記載されておらず、写真が添付されているものもわずか10人超だが、多くは10代あるいは20代前半だった。
このような文書は、イラク軍がモスル東部を奪還した後、当地へ向かった取材中にロイターが入手した。ISの自爆要員が直接書いた手紙が明らかとなるのは初めてであり、同組織の超過激思想のために死を覚悟した若い戦闘員の考えを理解するための知見を与えてくれる。
ロイターは、彼らがジハードを選んだ理由や出自を探るため、アキーディを含む戦闘員3人の親類にインタビューを行った。自爆要員の家族による貴重な証言から、10代の少年たちが失望や戸惑いからISに参加し、数カ月のうちに亡くなったことが明らかとなった。登録簿にあった他の戦闘員についての情報をロイターは独自に確認することはできなかった。
(Stephen Kalin記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
http://jp.mobile.reuters.com/article/idJPKBN16A0MI
イスラム教(いすらむきょう)は、正式名をイスラームという。 稀にイスラーム教とよばれることもある。イスラム教とは、唯一絶対の神(アラビア語でアッラーフ)を信仰し、神が最後の預言者たるムハンマドを通じて人々に下したとされるクルアーン(コーラン)の教えを信じ、従う一神教である。

ユダヤ教やキリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーフ(アッラー)を崇拝するが、アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一人であったが、ムハンマドがメッカを占領すると、他の多神教の神々の像は全て破壊され、その神(アッラーフ)だけを崇拝するようになった。
wiki
ISIL(アイシル、英語: Islamic State in Iraq and the Levant:イラク・レバントのイスラム国(イスラムこく))
IS(アイエス、英語: Islamic State: イスラム国)と名乗り、イラク・シリア間にまたがって活動するイスラム過激派組織である。
IS やイスラム国 、ISIS (アイシス、英語: Islamic State in Iraq and Syria:イラク・シャームのイスラム国)、ダーイシュとも呼称される。

ISILはアブー・バクル・アル=バグダーディー指揮の下イスラム国家樹立運動を行うアルカイダ系(現在は絶縁状態)イスラム過激派組織である。
イラクとシリア両国の国境付近を中心とし両国の相当部分を武力制圧し、国家樹立を宣言し、ラッカを首都と宣言している。外交関係の相手として国家の承認を行った国家は無い。
有志国による激しい空爆にも関わらず、勢力の拡大を続け、2015年5月までにシリア領の過半を制圧、ISILによる統治地域の面積は、2015年6月現在、日本の国土面積より一回り小さい程度である約30万平方キロメートルにも上ったが、IHSジェーンズ(ジェーンズ・インフォメーション・グループ(英語版))によると、同年12月14日には、1月時点より支配地を約14パーセント縮小し、支配面積は北海道本島とほぼ同じ約7万8000平方キロメートルになるなど、勢いに翳りも見えてきている。

ISILが現れた当初から表記は一定していなかったが、ISILが樹立宣言で「イスラム国」を名乗るようになるとその変更に従うメディアと、従わずに従来の表記を使い続けるメディアが混在するようになった。国際連合、日本国政府、アメリカ合衆国連邦政府は「国家としての独立を宣言した、過激派組織を認めない」とする立場から、名称の変更を認めず 「ISIL」 を使用している。
wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/ISIL
240: 2017/03/05(日) 21:06:19.13 ID:oKxFpvgW0
